徒然なるままに蜩。
2017/03/17 (Fri)at21:34
昨年の11月頃、会社の飲み会の席にて。
隣の席の後輩(男子)が、「そういえばー↑」的な感じで
屋久杉(仮名・会社の後輩男子)「あさいさんって腐女子なんですか?」
あさい「――――――――――いや、違うけど。」
以前にもかなり近い意味の質問を受けたことがあるがやっぱりそれセクハラじゃないか会社の先輩にセクハラってかなりの高等技術かつハイリスクローリターンじゃないか大丈夫か問題ないか。
彼がいったいどういう意図でこのような話題を繰り出してきたのかサッパリ検討はつかないものの「そこそこ仲の良い後輩」に本音でトークする義理もないのでトボけておく。
ただし。
先に述べた通り、返答については会社の人間に正直に語る理由も義理もなかったというだけで。
私個人としては、自分は腐女子であると認識している。
とはいえ会社の人間で萌えカプを考えたり、
隠しておいた秘蔵のBL本を掃除にきた母親に発見された上整頓して机に置かれたり、
神社でおみくじをひこうとした際に御見×久慈というCPを考案したり、
合コンでせっかく連絡先交換した可愛い系男子をフッた理由として「可愛い男子はもう全員抱かれてるから…」と述べたりするステレオタイプの腐女子ではない。ステレオタイプとは。
先程皆さまが「ステレオタイプ…?」と思ったとおり、「腐女子」の基準は人それぞれである。
でもって、私が「腐女子」と認定する条件は、

この発言を一瞬でも理解したか否か。
「ひょっとしたら」でも「そうかもしれない」と思ってしまった人間は腐女子である、というのが私の持論である。
ちなみに私は、かつて放送していた「堂本兄弟」というKinkiKidsの番組にて、TOKIOの長瀬君がゲスト出演した際、長瀬さんが光一さんの肩に手を回して引き寄せた瞬間会場からキャアアアアアアという悲鳴があがった瞬間「そうかもしれない。」と悟った。
というか、アレだね、上がった悲鳴が「悲痛」か「歓喜」かってあれほど露骨にわかるんだねスゴいね。
まぁそういうわけで、私は自分を腐女子と認識しているが、それをパブリックな場で宣言しても良いことなどないと思っているので、後輩の問いかけは華麗にスルーし、ちょうど運ばれてきたサムギョプサルに韓国仕込みのハサミ切り焼きを披露することでお茶を濁した。
幸い、飲みの席ゆえか話題も次々と移行していく。
やがて気付けばシステムエンジニアにはありがちなガンダムトークで盛り上がっていた。
ちなみに飲み会のメンバーは全員私より年下なのだが全員ファーストガンダムの話が出来るってどういうことだろうか。みんなどこで出会うんだ。
あさい「ファーストもいいけど、最新のとか観てんの?」
屋久杉「オルフェンズですね、もちろん観てますよー。ちょっと前からジュリエッタって出てるじゃないですか」
あさい「ああ、あのツンツン系真面目女子」
屋久杉「そう!そうなんですけど先週のガリガリ君との会話で」
あさい「というかあれはもうガリガリ君ってことになってんの。」
屋久杉「むしろガリガリ君じゃなかったら驚きでしょ。」
※ガリガリ君:オルフェンズ2期における仮面枠。1期で親友(と思っていた)のマッキーに裏切られて殺されるガルマ枠も兼任している。本名はガエリオ=ボードウィン。
屋久杉「ガリガリ君に、ジュリエッタにとってのラスタル的な人がかつてはいた、みたいな話聞いて『貴方にもそのような人がいたとは、少し見直しました』とか言ったとき『あ、この子結構チョロい。』て思いましたよ」
あさい「わかるー!え?何??今まで散々ツンツン態度取ってたのにちょっと共通点があるだけで速攻デレちゃうの???ていうかそも元よりガリガリ君のこと気に入ってたんじゃないの????少なくともイオク様が同じことゆってもぜったい「あ、そうですか。」だよねー?????みたいなー?」
屋久杉「ですよねー。ところでオルフェンズでカップリング組むなら誰と誰ですか?」
あさい「…前後の文脈が銀河を離れイスカンダルへレベルで隔たっているのだが?」
屋久杉「メジャーなところだとー、シノが結構組まれがちらしいんですよねー」
あさい「人の話聞いてる?」
屋久杉「シノだと相手は本命ヤマギ対抗ユージン大穴アキヒロってとこだと思うんですけどー、あさいさん的にはどのへんが推しです?」
あさい「……………兄貴とオルガとかじゃね?」
屋久杉「ほほー、なるほどー、そうきましたかー」
何がほほーで何がなるほどーで何がそうきたのか全くわからないがそれより何よりお前がその話題を執拗に振ってくる理由が全くわからんよ後輩よ。
最近腐男子に目覚めて、いつでも誰でも何とでも話をしたくなっているのだろうか。
しかし、なんとなくそれは違う気がした。
真田丸において出浦様は花魁に変装していたくノ一を殺害した後「同類(忍)は目を見ればわかる」と言っていたが、彼のトークからは同類の雰囲気すなわち腐臭が感じ取れなかったのである。
なんというか、こう、内なるパトスを迸らせているのではなく、もっとこう普通に話題の1つとして―――…
あさい「……………。」
そこまで考えて思い当たったのだが、これってもしかして
接待トークなんじゃね?
接待、というか、合コンなどで(多分)よく披露される「相手の話したそうな話題を振って発言には若干のオーバーリアクションでとにかく肯定する」というアレなんじゃね?
屋久杉が私を腐女子と看過しているかは定かではないが、SEを生業としている女子はその手の趣味をお持ちの方が多かろうと思われる。事によると、最近別のSE女子とその話題で盛り上がったのかもしれない。
故に、自分が話したいからとかではなく、相手を喜ばせるコミュニケーションの手段としてBL話を振った、のかもしれない。根拠は直感しかないが、なんとなく当たっている気がする。
―――そして。
で、あるとするならば。
私が後輩にかけるべき言葉は、ただ1つなのである。

隣の席の後輩(男子)が、「そういえばー↑」的な感じで
屋久杉(仮名・会社の後輩男子)「あさいさんって腐女子なんですか?」
あさい「――――――――――いや、違うけど。」
以前にもかなり近い意味の質問を受けたことがあるがやっぱりそれセクハラじゃないか会社の先輩にセクハラってかなりの高等技術かつハイリスクローリターンじゃないか大丈夫か問題ないか。
彼がいったいどういう意図でこのような話題を繰り出してきたのかサッパリ検討はつかないものの「そこそこ仲の良い後輩」に本音でトークする義理もないのでトボけておく。
ただし。
先に述べた通り、返答については会社の人間に正直に語る理由も義理もなかったというだけで。
私個人としては、自分は腐女子であると認識している。
とはいえ会社の人間で萌えカプを考えたり、
隠しておいた秘蔵のBL本を掃除にきた母親に発見された上整頓して机に置かれたり、
神社でおみくじをひこうとした際に御見×久慈というCPを考案したり、
合コンでせっかく連絡先交換した可愛い系男子をフッた理由として「可愛い男子はもう全員抱かれてるから…」と述べたりするステレオタイプの腐女子ではない。ステレオタイプとは。
先程皆さまが「ステレオタイプ…?」と思ったとおり、「腐女子」の基準は人それぞれである。
でもって、私が「腐女子」と認定する条件は、

この発言を一瞬でも理解したか否か。
「ひょっとしたら」でも「そうかもしれない」と思ってしまった人間は腐女子である、というのが私の持論である。
ちなみに私は、かつて放送していた「堂本兄弟」というKinkiKidsの番組にて、TOKIOの長瀬君がゲスト出演した際、長瀬さんが光一さんの肩に手を回して引き寄せた瞬間会場からキャアアアアアアという悲鳴があがった瞬間「そうかもしれない。」と悟った。
というか、アレだね、上がった悲鳴が「悲痛」か「歓喜」かってあれほど露骨にわかるんだねスゴいね。
まぁそういうわけで、私は自分を腐女子と認識しているが、それをパブリックな場で宣言しても良いことなどないと思っているので、後輩の問いかけは華麗にスルーし、ちょうど運ばれてきたサムギョプサルに韓国仕込みのハサミ切り焼きを披露することでお茶を濁した。
幸い、飲みの席ゆえか話題も次々と移行していく。
やがて気付けばシステムエンジニアにはありがちなガンダムトークで盛り上がっていた。
ちなみに飲み会のメンバーは全員私より年下なのだが全員ファーストガンダムの話が出来るってどういうことだろうか。みんなどこで出会うんだ。
あさい「ファーストもいいけど、最新のとか観てんの?」
屋久杉「オルフェンズですね、もちろん観てますよー。ちょっと前からジュリエッタって出てるじゃないですか」
あさい「ああ、あのツンツン系真面目女子」
屋久杉「そう!そうなんですけど先週のガリガリ君との会話で」
あさい「というかあれはもうガリガリ君ってことになってんの。」
屋久杉「むしろガリガリ君じゃなかったら驚きでしょ。」
※ガリガリ君:オルフェンズ2期における仮面枠。1期で親友(と思っていた)のマッキーに裏切られて殺されるガルマ枠も兼任している。本名はガエリオ=ボードウィン。
屋久杉「ガリガリ君に、ジュリエッタにとってのラスタル的な人がかつてはいた、みたいな話聞いて『貴方にもそのような人がいたとは、少し見直しました』とか言ったとき『あ、この子結構チョロい。』て思いましたよ」
あさい「わかるー!え?何??今まで散々ツンツン態度取ってたのにちょっと共通点があるだけで速攻デレちゃうの???ていうかそも元よりガリガリ君のこと気に入ってたんじゃないの????少なくともイオク様が同じことゆってもぜったい「あ、そうですか。」だよねー?????みたいなー?」
屋久杉「ですよねー。ところでオルフェンズでカップリング組むなら誰と誰ですか?」
あさい「…前後の文脈が銀河を離れイスカンダルへレベルで隔たっているのだが?」
屋久杉「メジャーなところだとー、シノが結構組まれがちらしいんですよねー」
あさい「人の話聞いてる?」
屋久杉「シノだと相手は本命ヤマギ対抗ユージン大穴アキヒロってとこだと思うんですけどー、あさいさん的にはどのへんが推しです?」
あさい「……………兄貴とオルガとかじゃね?」
屋久杉「ほほー、なるほどー、そうきましたかー」
何がほほーで何がなるほどーで何がそうきたのか全くわからないがそれより何よりお前がその話題を執拗に振ってくる理由が全くわからんよ後輩よ。
最近腐男子に目覚めて、いつでも誰でも何とでも話をしたくなっているのだろうか。
しかし、なんとなくそれは違う気がした。
真田丸において出浦様は花魁に変装していたくノ一を殺害した後「同類(忍)は目を見ればわかる」と言っていたが、彼のトークからは同類の雰囲気すなわち腐臭が感じ取れなかったのである。
なんというか、こう、内なるパトスを迸らせているのではなく、もっとこう普通に話題の1つとして―――…
あさい「……………。」
そこまで考えて思い当たったのだが、これってもしかして
接待トークなんじゃね?
接待、というか、合コンなどで(多分)よく披露される「相手の話したそうな話題を振って発言には若干のオーバーリアクションでとにかく肯定する」というアレなんじゃね?
屋久杉が私を腐女子と看過しているかは定かではないが、SEを生業としている女子はその手の趣味をお持ちの方が多かろうと思われる。事によると、最近別のSE女子とその話題で盛り上がったのかもしれない。
故に、自分が話したいからとかではなく、相手を喜ばせるコミュニケーションの手段としてBL話を振った、のかもしれない。根拠は直感しかないが、なんとなく当たっている気がする。
―――そして。
で、あるとするならば。
私が後輩にかけるべき言葉は、ただ1つなのである。

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